闇は払えないし霊感もないけど不思議体験を語っていく⑥ー三途の川ー

不思議体験

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こんにちは、闇を払えないどころか自分が闇。

みょうびです。

今回は様々な方々が語っている、あの世とこの世の境界線。

三途の川を見てしまったお話。

きっかけは食中毒

もう十年以上前になる。

隠居生活をしていた父方の祖母がボケてしまった。

祖父はその数年前に他界していたので、婆ちゃんは一人暮らしをしていた。

一人暮らしでもボケないひともいるから一人暮らしのせいではないと思う。

ボケが酷くなってもどうにか暮らしていたが、伯母が様子を見に行くと自分の大便を玄関ドアに投げつけて遊んでいたらしく施設へ入居させられることになった。

その後、稀にお泊まりで帰ってくることはあっても体調不良であれば大概は病院に泊まっていた。

しかし、その日は病院での検査では何ともなく軽い風邪だろうと自宅戻された。

祖母は帰宅して間もなく嘔吐し、その吐しゃ物を母親は片付けその手を水だけで洗い流したのだそう。

嘔吐したことも、吐しゃ物を素手で片付けて水だけで洗ったことは自分の具合が悪くなってから母親に白状させたが知ったところでどうにもならなかった。

母親はその手で野菜を切り、その手で作った野菜炒めを健康に良いものとして私たちに食わせたのだ。

今考えても信じられないのだから、当時の絶望感は計り知れない。

嘔吐と下痢と激しい腹痛が止まらないし物凄く寒かった

高校生の時にも母親が「温めなおしたから大丈夫」と言った真夏に放置していたチャーハンを食べて食中毒を起こした。

その時は両親は病院で点滴をし、私は婆ちゃんがよこしたドクダミで回復した。

が、そんなレベルのものじゃなかった。

何もかも出尽くしたのにそれでもなお何かを出そうする体から内蔵が出てしまうのではないのかと思うくらい嗚咽した。

嘔吐と下痢の時は水分補給をしなければならない。

同じ物を食べたのに何故か元気な父親が、ポカリスエットを買ってきたので飲んでみたが受け付けない。

すぐに嘔吐してしまうし、下痢として流してしまう。

厚着して布団に入ってあまりの腹痛に体を抱える。

物凄く寒い。

温かくならない。

そこで気が付いた。

脱水状態で寒いんじゃないかと。

両手の手のひらを見てみる。

毛細血管が見えない。

そして真っ青でしわしわだった。

激痛と極寒からの解放

ああ、ここで私は終わりか。

まだやりたい事があったけど、まぁいいや。

そこそこ楽しい人生だったなぁ、、、、。

激痛がスゥッと消えて体が温かい。

何だか軽いと思っていたら、体が浮いていった。

薄暗いトンネルを一瞬で抜けて、気が付くと金色だった。

三途の川

三途の川だとすぐに理解できた。

金色の空。

金色にキラキラ光る川。

金色なのに優しくて温かい空気。

仏具が金箔で覆われているものが多いのはこれに近づけたいが為なのかもしれないと思えるくらい、優しくキラキラしていた。

そして、河川敷も川の中も丸く平たい石が敷かれていた。

川幅は広めの二車線道路くらいあって、水深は60センチ程度だが流れがそこそこ速いのでパンツが濡れると思い、入るのを躊躇した。

昔飼っていた猫が迎えに来ていないけど、そういえば動物が行く場所は人間とは違う場所だって誰かが言っていた。

爺ちゃんも迎えに来ていない。

石を積んでいるひともいないし、渡し守もいないし、橋もかかっていない。

う~ん、ここ入るのかぁ、パンツ濡れても乾くかなぁ、う~ん。

ひたすら向こう岸に行くことを考えていた。

後ろから何度も私を呼ぶ声がした、聞いたことある声だけど誰だよ「うるさいな!今考え事してるんだけど!」

振り向いた瞬間、トンネルに吸い込まれ暗い方へと落とされて気が付くとお腹の激痛と寒さに震えた。

深夜の病院

呼んでいたのは父親だった。

母親、妹、私は父親の運転する車で病院に連れていかれた。

熱を計ったが微熱。

ベッドに横になるように言われて、点滴を開始したが私だけ6ヶ所刺された。

担当は研修中の准看護士だった。

余りにも血管に命中しないのを見かねた医者が夜勤の看護士呼んでくるかいと聞いていたので、「是非!」と私が応えるとその准看護士は「いえ、自分がやります」。

医療事故で死ぬかもしれないと思った。

その後、事情を医者に説明したが隠ぺいされることになった。

ノロウィルスだったと思われる。

老人ホームで拾い食いした婆ちゃんがそれを持ってきたということは、老人ホームに調査が入ることになるだろうし、婆ちゃんを軽い風邪だと帰した病院にも責任が問われる。

コノ川ヲワタル

一週間点滴に通って、胃の調子が完全に回復するまで二週間くらいかかった。

あの時、三途の川を渡ってしまえば良かったかなと思うこともあるけど、こうして生きている。

あの川を見たら渡ることしか考えられない。

この川を渡って向こうへ。

この川を渡らなきゃ。

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